〈修正・加筆2026/09/17〉
今回は不活化インフルエンザワクチン(注射)の接種回数についてまとめました。
(経鼻生ワクチン:フルミストも2024/25シーズンから選択肢となっていますが、こちらは1シーズン1回接種です)
不活化インフルエンザワクチンは年齢によって接種回数が違うことは皆さんご存知でしょうか?
一般的な接種の回数は
・13歳未満は2回接種
・13歳以上は1回接種
とされています。
ただ、日本以外の国に目を向けると対象者はだいぶ異なるようです。
アメリカのCDC(アメリカ疾病予防管理センター)によると
・9歳以上は1回接種
・生後6ヶ月以上9歳未満は
①過去に合計2回以上の適切な接種歴がある▶1回接種
②それ以外または接種歴が不明な場合▶2回接種
となっています。WHOでも9歳以上は1回接種となっています。
過去の接種歴で接種回数が変わるという、日本とは全く違ったスタイルを取っています。これはある種合理的な考え方で、ワクチンを過去に打っていることである程度の抗体がついているだろうと予測して接種回数を調整しているのです。
なお、接種可能月齢はいずれの場合も生後6ヶ月以上となります。

では日本もアメリカのように接種方法を変えるべきでしょうか?
実際には抗体がどの程度体につくかを確実に予測することは難しいため日本とアメリカどちらが正しいと言い切ることはできないと思います。
厚生労働省のQ&Aでは13歳で接種回数を区切っていますが、諸外国の状況についても言及されています。興味のある方は下のリンクからご確認ください。
厚生労働省インフルエンザワクチン(季節性)
当院では経済的・時間的・痛みといった様々な負担を考慮して、できるだけ接種回数は減らしたいという考えもあり、接種回数などについてどうすべきかを検討しました。
当院では今年も以下のような方法を提案させていただきます。
年齢は1回目の接種当日の年齢に基づいて判断します。つまり、接種当日は12歳だったけど2回目を打つまでの間に誕生日を迎えて13歳になるという場合は、13歳未満の接種に準じて2回接種が原則ということです。
2023年4月3日開業の小児科・アレルギー科クリニックです。
寒川・茅ヶ崎でアレルギーのことでお困りの方はご相談ください。


